今日もねこ、明日もねこ、ずっとねこ。

一日でも長く一緒にいたい、だから私にできることをていねいに。

長生き猫の暮らしとお世話

わが家のあさりは、7月に14歳を迎えました。

一時、ご飯を食べなくなり心配しましたが、

現在は、おやつのおねだりとご飯催促が

以前にも増して激しくなり嬉しい限り。

暑い夏が去って、急に寒くなったせいでしょうね。

さて、今回は長生きねこのお世話について勉強してみました。

 

長生き猫の暮らしとお世話

 

10歳超えはまだまだ、20歳以上というねこも多くなってきています。

長生きの秘訣は、ねこの“いま”の気持ちを読み取って

心地いい生活を提供すること。

シニアになって現れる変化に気づいてどう対応していくか。

できるだけのことはしておきたいと改めて思いましたね。

というのも、一緒に暮らしていた前の2匹には

十分にしてあげられなかったという悔いが残っているから。

忙しいとつい後回しにしてしまったりするけど、

ねこにとっては“いま”が全てなんですよね。

この本に出てくる飼い主さんたちの言葉を読むと

「そうですよね」とつぶやきたくなりました。

まだまだずっと一緒にいたいけど、いつかはやってくる

その日まで元気でいられるように、できることをできる限り

やるだけです。

 

ちょっと湿っぽい気分になってしまったので、次はこちら。

 

笑う門には麦がいる

 

これからねこを飼い始めるエピソードと、飼い始めてからのいろいろが

懐かしかったのと、麦ちゃんがまたかわいいのとで

元気になれる一冊でした。

 

猫はなぜごはんに飽きるのか

とにかく、好みのごはんじゃないと食べない。

我が家のあさりちゃんは、10歳を迎えるまで他の子の

ごはんを奪ってでも食べていたのに、ひとり(?)に

なったら、わがまま放題になってしまいました。

 

“今朝はドライじゃなくて、ウェットなの!”とでも言っているのか

ごはんの前で固まったままになって待っていたり。。。

 

そんなやり取りも楽しいけど、出したものをそのまま処分する

しかないのは、やっぱり罪悪感で。

 

そんな時に出合ったのが『猫はなぜごはんに飽きるのか』

猫はなぜごはんに飽きるのか 岩﨑永治

 

恥ずかしながら、長年ねこと付き合っていながら、ねこの本質というところを

理解していなかったなと、改めて勉強になりました。

 

ちょこっと食べて終わりかと思いきや、またすぐにおねだり。

これもねこの習性、食べ物をため込むのが苦手な胃だとわかったら

食事の回数も、こちらの都合だけで決めるのはよくないんだなと。

これまで吐き戻しをしていたのは、そんなことも原因になっていたの

かなと、ごめんなさいしたくなりました。

 

そして14歳を迎えるころ、急にうんちが出なくなったり、おしっこの

回数が増えてきたりして、“もしかして、腎臓が。。。”と不安になり

とにかくいろいろと試してみました。

そんな時って、インスタの広告がやたらと目に入ってくるんですよね。

病院嫌いなので、腎臓ケアという言葉がつくものは、おやつからごはんと

食べてくれるものを探しました。

 

こちらの不安が伝わってしまうのか、次から次へと新しいものが出てくる

のに、逆に警戒するような気配も見られるようになってしまいました。

 

それでも、“毎回違うメニューを少量”、“手から食べる”、“落ち着く場所で

一緒に”という新しい習慣ができて、食べるものも、量も少しずつ変わって

きてはいるけど、うんちのペースも戻ってきてひと安心です。

 

そしてもうひとつご紹介したいのが、イラストを描かれている深川直美さん。

ネコロポリス計画 定例集会  深川直美

『猫はなぜごはんに飽きるのか』の表紙もそうですが、本文中に入ってくる

イラストがまた、クスッとしてしまうんで、コミックを。

 

シュールなねこ達の集会、愚劣な人間どもを排斥し、ネコファースト社会を実現

するというのが目的。

ほんとそんなこと考えていそうだよねと、思わず笑ってしまったり、

まさかあるわけないよね、でもありそうとか。

いろんな事情を抱えて生きている人間とバトルしたり、ほっこりとする場面が

あったり。

読み終えて、久しぶりに、“あぁ~面白かった”と、気分すっきりしました。

 

 

ネコへの恋文

 

“拝啓ネコ様”で始まる、岩合光昭さんの写真集です。

タイトルに一目惚れして手に取りましたが、何かせつない、

そんな気分にもなりました。

きっと、これまで一緒に暮らしてきた子たちを思い出させる

言葉なんですね。

 

岩合さんのカメラを通して、こちらを見つめるねこ達は皆、

何か言いたげで、思わず「なあに?」と

つぶやきそうになります。

恥ずかしながら、子供の頃からずっと、

本気で“ねこと話ができたら”と思っていましたから。。。

だから、帯に書かれた「僕はネコになりたい」という

岩合さんの言葉にも「うん、うん」と

うなずいてしまいました。

 

岩合さんの出会ったねこ達を見て、岩合さんの書かれた

“恋文”を読んでいるうちに、私も書きたくなりました。

幼いころのアルバムの中でしか思い出せない子から、

一緒に暮らしてきたねこ達、

最期に傍に居てあげられなかった子、

もちろん、いま元気でいてくれる子にも。

 

まだ、涙がこぼれそうになる時もあるけど

“書く”ことで、そんな気持ちを昇華させることも

できると聞いたことがあります。

時間はかかるかもしれないけど、ゆっくりね。

 

そして、元気になれるのは。。。

 

ほとんどねこのこと 岩合さんの月曜日

毎週月曜日を楽しみにしている人は多いでしょうね。

私もそのひとりですが、これからもますますお元気で

頑張っていただきたいです。